「しびれ系」には、麻酔?

 麻酔なんて聞いたらびっくりして、ひいてしまうのが患者だとおもいます。どうしても専門用語が必要なので使います。「リン酸コデイン」という麻酔があります。市販の子供用咳止め薬にもはいっています。それほどキョーレツなものではないようです。私はこれをセンセに奨められて断りました。友の会や患者ブロガーが新薬として言われている薬の名前を伝えたところ、嫌な顔をされて、自分から言い出した薬の四回目の通院の日に「あんたには七種類だしているのよ〜 他の人は多くて三種類、若くて軽い子は自分から薬は要らないというのよ〜」と長くしゃべるので、私の意見を言う暇がありませんでした。

 センセの「特効薬」は「アザルフィジン」と「プレドニゾロン」これで二種類です。「潰瘍性大腸炎」の薬と「ステロイド」。これを指摘すると、或いは「効果がない」というと、「これしかないのよー」になります。これしかなくても、私はプレドニゾロンを点滴したのがきっかけで「アロディニア(センセ流の)」になりました。リウマチの薬は大抵試したけれども全部効きません。

 アロディニアを自覚したのが昨年の三月で、入院中です。先生が私の「アロディニア」を知ったのが、今年五月。人の話を全然聞かないので知らなかったんです。刷毛で掌を撫でても、私は痛くないんです。強いていえば指先だけ。すると、「もっと重い人もいる、全身いたい人もいるのよ〜」になってしまう。

 他の先生たちが「あの先生は研究熱心だから」と皮肉っぽく言う割には、「みんな同じ」と決めつけて、ここの患者の症状を認めません。しかも「色々な症状が出る、それは治らない」という姿勢です。初診の時は「強直性脊椎炎」という翻訳書を「教科書のように読め」といいつつ、その本の矛盾点について質問すると、本の間違いをポツポツ言う。それでは医者として仕事していません。

 「アロディニア」はひどくなると、髪の毛まで痛いらしい。ネットの情報なのでわかりませんが、着るものの圧迫感も痛みになるようです。触れただけで痛みのレベルまで感じないものが、脳の痛みの伝達物質が痛みとして感じ取ってしまうのです。繊維筋痛症の人もアロディニアと関連すると言われています。

 地元大学付属病院では、繊維筋痛症の治療を麻酔科が行っていますが、まだ結果が出ていません。ペインクリニックでの麻酔やトリガーブロックも結果はまだ出ていません。ペインクリニックの看板を上げる個人医は自信を持っていて、患者に対しては難しい態度の人が多いようです。繊維筋痛症患者は気むずかしい医師に嫌な言葉を言われると悪化します。

 個人的な意見を書くと、「繊維筋痛症は否定すると悪化する」という説は正しいとおもいます。何もかもが異常に強く脳に伝えられるので、負荷がかかる作業をすると、体が重くなり、とがった物に触れると、鋭く痛む。自分の症状を否定されるような言葉を医師が嫌な態度で口にしても、過敏に脳に伝達され、悪化していくとおもいます。それで…医者で薬をもらう前に、市販の子供用咳止めをしばらく飲んで、しびれが軽減するか、試してみようかとおもいます。私は「医師」という「人格」がどうも合わないというか、はっきり言って「大嫌い」です。病院に近づかなければ具合が良いんです!

 ここで、私のセンセに戻ります。「軽い麻酔を出す」と言われて、即座に断ったのは、「アンタは薬が多い」と皮肉られたからで、その一言がなかったら、「リン酸コデイン」を飲んだとおもいます。七種類の内訳、ひとつは胃薬でもうひとつは「コレステロールの薬」ふたつは睡眠薬、あとは、長く精神科に通っていたとき、飲むのが癖になった抗うつ剤。副作用が取り沙汰される、リウマチの薬もステロイドも使っていません…胃薬とコレステロールの薬まで勘定に入れちゃあかんとおもいます。本来、元々の病院でもらっていたものを、センセが「行くな」と発言した所為でもらえなくなってしまった、何処でも手に入る薬でした。できれば、一番近い整形外科、車で五分の個人医で出してもらいたいんです。α県まで往復六時間の旅はキツイ。お金もキツイ。

 リウマチと似ているらしい「こわばり」や、脳梗塞の後遺症のような「痙攣」が私はつらいのですが、それはどんな薬でも治らないとセンセは言います。すでに筋肉弛緩剤ももらっていますが、筋肉のつりに筋肉弛緩剤は効きません。なぜなら、「攣り」は、脳の運動伝達機能が正常に機能しないと起こるんです。運動伝達神経になにか別の神経がさわっていたり、何らかの理由がありますが、CTでは発見されません。または、血中ミネラルが不足して血管にカルシウムだけが残ると、カルシウムの性質から、痙攣が始まります。運動しすぎてミネラル不足になると攣るんです。筋肉弛緩剤では効果が出ません。スポーツドリンクで治ります。そうです。私は脊椎関節炎の症状は仙腸骨関節炎とは関係ないとおもいます。長野に行けば、誰もが仙腸骨関節炎になります。でも仙腸骨関節炎の「重い人」に症状が出るとは限らない。今や「仙腸骨関節炎(笑)」と書けば、ブログへの「荒らし」として使えます。それで患者がどんなに傷つくか、コメントした人にはわからない。

 センセはもともと整形外科の医師なので、内科の医師とは格段の差で、骨の具合について詳しく、また、内科、整形外科、膠原病科の先生たちは、センセの仙腸骨関節炎に否定的です。センセの病院で、仲間内で「センセはいちにんしゃ」といばるのとは裏腹に、他の病院へ行って、センセの紹介状を持っていくと罵倒されちゃう。それはそれであかんとおもいます。センセ同士で喧嘩なさったらよろし。

(うちの県には「膠原病科」自体が「ひとつも」ありません)(大手製薬会社はASは滅多にない病気で膠原病じゃないとゆっとりました)精神科の先生は「大きく捉えれば、リウマチも膠原病のひとつ」と言っていました。センセは、強直性脊椎炎も繊維筋痛症も「リウマチ性疾患」と定義しています。

 患者にあたるな!医師も自説を否定されると、傷ついて逆ギレするんやん。繊維筋痛症、脊椎関節炎と言われた人たちと変わらない。切れて患者にあたって鬱憤を晴らすか、言われて症状が悪化するかの違いです。というわけで、麻酔が効くなら、市販の咳止めも効きます。麻酔だから、麻酔が切れたら痛みます。うちの県の大学付属では麻酔科は結果を出していません。

2011年5月23日 16:06