そういえば、線維筋痛症と診断されたことがないや・・・

 昨日、先生がちらっと「線維筋痛症」という単語をちらつかせました。カルテを見ていたとおもう。「私は線維筋痛症と診断されたことがありません」と、すかさず言い放ってしまいました。そもそも、うちの県にはそんな病名は無いんだもの。
 「線維筋痛症は多い、若い人はみんな知っている」なんて宣言したのは、今の先生だけだし。それでも、初代友の会会長だった元のセンセと比べちゃえば、線維筋痛症について、あまり知らない感たっぷり・・・

 ちょっとまえには、地元のクリニックで「線維筋痛症?そんなものはトピックに過ぎない」などと言われまくっていたんだし。 病名にこだわるキモチは無いけど、正式に診断書をもらったこともありません。

 強直性脊椎炎だと言い張ったのは、元の先生だけで、たしか、今のセンセは元のセンセの診断も、お友達の「かみ合わせ治療」も同列にして、失笑していたよね、確かに・・・でも、患者さんは多いので、過去の発言を全部忘れているところが、ちょっとうらやましいのです。

 私も都合の悪いことは全部忘れたい。

 センセは、私のような薬を飲むと、じんましんが出るので「体が弱い」のだそうです。そして、デパストリプタノールの副作用が出ずに飲める私はすごく体が丈夫なのだそうで。

 体が丈夫なら、医療機関に頼る必要はありません。私は医者が嫌いなので、できるならば、会いたくないのです。薬だけ郵送してくれたらそれでいいのに、診察を受けないと薬がもらえないのは不便です。

 強直性脊椎炎だの身体表現性障害だのアロディニアだのアカシジアだの、そんな聞いたこともない、県民の九割以上が知らない病気だと言い張って、なんの意味があるのかわかりません。

 最近認可されたような薬は、田舎の診療所では取り扱っていません。

 バスも電車も無いような田舎で難病になったら、差別されるだけなので、たいていの人が、何を言われても黙っているのじゃないかしら。

 しばらく様子を見る、を、いつまで繰り返しても楽になれません。リウマチと診断されたとき、「まだ骨が曲がっていないから薬は要らない」と言われました。間質性**炎と診断されたときも、「ひどくなる前に寿命が来るので治療は要らない」と言われました。そのとき、たぶん今も、その病名を、県内の医師のほとんどが知らないはずです。菌が出ていないので、炎症のわけがない、と、顔を真っ赤にして怒っていた医師のことを思い出します。

 強直性脊椎炎と言われたときも「若い人は、自分から薬は要らない、というよ」とセンセから言われちゃって、ようするに、私に薬は要らないのだとおもいました。

 「いちげんさんおことわり」「ねまわしをせずに来たから診察拒否」とかなんとか、とにかく田舎じゃ、地元名士のコネが無いと、病院に行けません。

 まず、親類縁者に地元名士を持つところから始めないと、なーんにも変わらない。そのような事情で、今の段階での治療は無いとおもっております。