歯医者さんが知っていた

 虫歯が痛むので、地元の歯医者さんに行きました。引っ越しても前に住んでいた地区に通っていましたが、先生が倒れて休診中です。

 運良く近所に個人の歯科医師がいらしたので、そこの受付で事情補話すと、その日のうちに予約して、一度帰宅し、休んでからいきました。

 歯医者さんは女性で、線維筋痛症をご存じでした。勉強の中のカリキュラムに線維筋痛症について学ぶことが含まれていたそうです。

 そして医師により激しく考えが違うことも、患者が医師に罵倒されて、医師に対して不信感を持つこともご存じでした。

 新聞社の取材を受けたとき、歯科医師によっては線維筋痛症患者の治療を断る人もいる、と特定医療を取材している記者さんがおっしゃっていましたので、不安に思っていましたが、理解のある医師でほっとしました。

 なじみの先生は線維筋痛症自体をご存じないなく、私が難病だと理解して、丁寧にそっと治療してくださっていました。

 岐阜大学付属病院以外の医療関係者で、私が出会った、初めての線維筋痛症を知っている医師です。

 未だお若く、時代の波でしょうか、歯科医師の間では、線維筋痛症は、原因不明の「病気」として「認識」ができているそうです。

 病名を知っていて、話がすんなりできた、それが、あれるほどの喜びでした。

 いまだ、県内の線維筋痛症の認知度は二割以下なんですもの。